セクハラ・パワハラ対策セミナー

昨日は日本政策金融公庫と弁護士会共催の経営者向け法律セミナーに相談担当として参加してきました。テーマは、「セクハラ・パワハラ対策」と「退職勧奨」。
特にセクハラ・パワハラ関連は最近ホットなトピックですね。

社員が自分の身を守るために知識をつけることも大切だと思いますが、経営側も考え方の枠組みを知っておくだけでも、トラブル防止にかなり役立つと思います。

例えば、問題のある社員をいきなり解雇したら、あとから解雇無効や在職中の残業代を請求する内容証明が届いたなんていうケースは少なくありません。

この社員に辞めてもらいたい、人件費が経営を圧迫していてなんとかしたいというような場合、具体的に行動を起こす前にまず専門家に相談してみる。
将来の会社のビジョンや事業計画などをお聞きして、ある程度長期的なスパンを考えて、じゃあ今どうすべきか、どういう手順を踏んでいくかという視点からアドバイスが可能です。

「~が起こってしまいました。どうしたらいいでしょうか。」ではなく、
「~について考えているのですが、どのようにしていけばいいでしょうか。」
の段階でお話しいただき、長くお付き合いしながら、会社を良くする方向に共に
進んでいく形が望ましいと感じています。

 

アトム法律事務所 からの謝罪

本日、アトム法律事務所 からお詫びの手紙が届きました。
先日送られてきた菓子折りの中に同封していたものを再度手紙だけ送ったようです。

内容は、ご心配と書類作成のお手間をおかけしたことをお詫びするという数行のものでした。率直な感想として、焦点もずれているしとても事務的に感じました。

今回の一連の出来事を通して、何か問題が起きた際、その対応の仕方によって、
その後が全然変わってくることを身をもって学んだ気がします。
私自身、刑事事件の加害者側の弁護人として活動することも、被害者側の代理人として活動することもありますが、対応の仕方を気をつけようとあらためて思った次第です。

今回の件は、法律事務所による広告手法に関わる問題が露わになってしまったしまったわけですが、弁護士の数が急激に増えた今、弁護士に依頼したいと希望する市民が適切な法律事務所に出会い、適切な法的サービスを受けることができることによって、弁護士全体に対する信頼に繋がるのではないかと私は思います。

 

 

 

アトム法律事務所 から回答がありました

アトム法律事務所 のホームページに、私の氏名が所属弁護士であるかのように使用された件について、昨日同事務所から回答がありました。

特段謝罪の言葉はなく、私の氏名が表示された原因は、ページ作成の際に、「弁護士」のグーグルサジェストを自動で読み込んだことにある、今後は再発防止に努めるという内容でした。

今回の件は、私に対する信頼が害されるおそれがあっただけの問題ではなく、法律事務所の広告手法の問題、近時市民が弁護士を選ぶ方法、広告で謳う専門性は市民に過度な期待を持たせるものになっていないかなど、弁護士業界全体で色々と議論している問題が、ひょんなことから表面化してしまったというような気がしています。

私自身も今回の件が起こる前から、上に述べたような問題について普段業務をやりながら色々と思うことはあったので、今後どうするかは検討しますが、まずはご報告します。

※2014.10.20 9:50 追記
17日(金)の夕方に事務所に戻ったところ、アトム法律事務所 からお菓子が送られてきていました。
いきなり送ってこられても困ってしまい、開封せずにそのまま返送しました。
私は普段ツイッターはやらないのですが、お詫びの品と手紙を送ったとのツイートがあったとのこと。開封せずに返送したので、手紙が入っていたのかは分かりませんでしたが。
私がお菓子をおいしくいただくと思ったのでしょうか。。。

 

 

某法律事務所のホームページに、氏名を冒用されました

昨日(2014年10月8日)、某法律事務所のホームページに、私が所属弁護士であるかのような表示がなされているのを発見しました(私は、この事務所と何の関係もありません)。

このページは、「弁護士 田島寛之」でグーグル検索したところ、リンク上位に表示されていました。もしや同姓同名の弁護士がいるかと思い確認しましたが、同事務所には私と同姓同名の弁護士はいませんでした。

同事務所に抗議したところ、速やかに抹消されましたが、どれだけの方がご覧になられたかわかりませんので、Web魚拓へのリンクを貼っておきます。表示されたページのリンクを辿って下さい。

(cache) 弁護士田島寛之 | 川崎の刑事事件を弁護士に相談

Web魚拓ではスタイルシートが適用されないようなので、レイアウトが崩れていますが、ページに表示されていた内容はこのとおりで間違いありません。

この事務所には、私の氏名が表示されるようになった経緯について説明するように抗議していますが、今のところ何の連絡もありません。今のところ謝罪もありません。いったいこのページがいつから表示されていたのかもわかりません。私の依頼者や相手方が、どれだけこのページを見たかもわかりません。

失われた(かもしれない)私の信頼は、どうしてくれるのでしょうか・・・。