投稿者「弁護士 高澤文俊」のアーカイブ

令和2年度3月勉強会(詐害行為取消権)を開催しました。

詐害行為取消権について、髙澤会員の経験をもとに実務において重要となる点、参考文献を読む際のポイント等が説明された。

詐害行為取消権については、我妻民法の該当箇所を熟読することが重要との説明がなされた。

高澤会員から参考文献として、以下の書籍が示された。
後藤孝典『会社分割をきわめる』(民事法研究会、2020)

今回は,コロナ対策も兼ねて,Zoomによるミーティングを試験的に利用し、その実用性等を検証した。Zoomについては、ホストがフリープランの場合,40分で終了してしまうという問題が判明した。ホストを入れ替えることにより対応可能だが、有料プランの加入も検討された。

令和2年度2月勉強会(売主側のM&A)を開催しました。

売主側のM&Aをテーマとして,実際に自身の会社を売却した社会保険労務士の鈴木祐一郎先生の経験談を聞かせていただいた。

インターネット上のM&Aマッチングサイトは従来のM&A仲介業者より売り手にメリットがあること,ビール工場は許可を得ているので株式譲渡を選択する必要があったこと,売り手目線での売却先の選定方法など,弁護士業務からは見えづらい新鮮な視点を提供していただいた後,会員相互の活発な議論がなされた。

高澤会員から参考文献として,以下の書籍が示された。

田中亘『会社法』 第2版(東京大学出版会,2018)

高橋美加,笠原武朗,久保大作,久保田安彦『会社法』第2版(弘文堂,2018)

令和2年度1月勉強会(裁判所から見た風景)を開催しました。

裁判所書記官在職中に司法試験に合格された経歴の岩本会員より,「裁判所から見た風景」のテーマの下,書記官から見た弁護士,書記官から見た裁判官,尋問の意味・技術,裁判の勝敗を決めるもの,準備書面の提出期限,誤字脱字の与える影響等多彩な事項につき,自らの経験を踏まえた報告があった。

その後,裁判の本質的効力について、会員相互の活発な議論がなされた。

令和元年度11月勉強会(破産管財における税務及び労務手続)を開催しました。

山田会員より,破産管財における税務及び労務手続について報告がなされた。

税務スケジュールに沿って,なすべき税務及び労務手続の説明,留意点,書式について説明がなされた。

続いて,鶴間会員より,2020年日弁連選挙の状況について,報告がなされた。

その後,会員相互間で活発な意見交換がなされた。

令和元年10月勉強会(重判の利用法)

 髙田会員より,「平成30年度重要判例解説」からセレクトした判例(「民法9 共同相続人間における相続分の譲渡の法的性質」最高裁平成30年10月19日判決)について,事案の概要,争点,判決内容,相続法改正との関係について報告がなされた。

 続いて,高澤会員より,重要判例解説の読み方,効果的な使用方法について報告がなされた。実務において,判例の動きから判決結果を予測し,判決をコントロールするとの視点の重要性と書面の書き方に言及がなされた。

 また,必読書として中野次男編「判例とその読み方」(有斐閣)(現在は三訂版が最新)が挙げられた

 その後,会員相互間で活発な意見交換がなされた。

令和元年7月勉強会(中小工務店の事業計画)

髙澤会員より、「中小工務店の事業計画」というタイトルで報告がなされた。

髙澤会員から、経営とコンサル、決算書5期分を入手した上での分析方法、順番、 ヒアリングの手法について実演を交えながらの報告がなされた。

その後、会員相互で活発な意見交換がなされた。

平成31年度第1回勉強会(事業承継から見た私的整理・事業再生)を開催しました。

髙澤会員より、「事業承継から見た私的整理・事業再生」というタイトルで報告がなされましたた。 私的整理の類型の説明の後、企業価値の算定ができることの重要性、日本経済・経営の歴史、新時代のプロフェッションとしてロマンとビジョン等について話しがなされました。その後、会員相互で活発な意見交換がなされた。

平成30年第2回勉強会( 事業再生)を開催しました。

高澤会員より、「事業再生」とのタイトルで、報告がなされた。

レジュメに沿って、事業再生と私的整理、債権者平等の原則、情報の配当、配当の整合性といったポイントの説明がなされ、千代田邦夫『会計学入門』を基に、財務諸表の仕組み及び読み方、キャッシュフロー計算書の作成方法とディスカウントストアキャッシュフロー法に基づく企業価値評価の方法につき、説明がなされた。

インターネット上のサイトで、入手でき、参考となる資料やエクセルシート等の紹介と、その使用方法の説明がなされた。

民事再生法、新破産法成立前の、和議法、旧破産法時代の実務の実情について、説明がなされ、四宮章夫『私的整理の研究』を基に、現行法下における私的整理のポイントについて説明がなされ、その後、会員会で活発な議論がなされた。

平成28年第8回勉強会( PCデポ 有価証券報告書の分析)を開催しました。

南波会員より、「 PCデポ 有価証券報告書の分析」とのタイトルで発表がなされた。

PCデポ の提供するサポートサービスの解約金トラブルが明るみになって、同社の株価は8月10日から9月23日までの間に、1500円から645円まで暴落した。PCデポの業績は近年上昇傾向にあり、これは上記のサポートサービスに重きを置く業態変化に原因がありました。その経緯が、平成28年3月の有価証券報告書を基にして詳細に報告されました。

南波会員による以上の報告に加えて、今回のトラブルの経緯を有価証券報告書から見抜くにはどの数字に着目をし、いつの時点まで遡って検討するのがよいのかという議論がなされました。

 

平成28年度第1回勉強会(経済犯罪と会計原則)を開催しました。

平成28年度第1回勉強会を開催しました。

テーマは「経済犯罪と会計学」で,講師は高澤文俊会員です。

今回は会計学がテーマとなっているので,知人の税理士の先生にも参加していただきました。

講師から,金融商品取引法の有価証券報告書虚偽記載罪の概要,問題となった事案の概要と争点について説明があり,各争点について意見を交換しました。

いわゆる「粉飾決算」と呼ばれるもので,違法な粉飾決算であるとは思っていなかったという弁解が述べられることが多いのですが,その多くは違法性の意識をなかったが,違法性の基となる会計事実は認識していたとという主張にすぎず,実質は否認事件ではなく自白事件というものも多いのが特徴です。

古い諺に「法の不知は許さず」(ignorantia juris neminem excusat)というものがあります。個々の法律を知らないと言い訳すれば処罰できないとなると,処罰できるのは法律の専門家だけというおかしなことになってしまうので,当然のこととも言えます。

個々の会計処理を別々に検討すると,妥当だという場合でも,スキーム全体を検討すると,その動機,目的・構造からして違法であることが明らかであるという場合も多いのも特徴です。

経営者との信頼関係の構築の重要性など多様な意見が飛び交い,活発な議論がなされました。